こんにちわ。
ならはしです。
京極堂シリーズ第三弾“狂骨の夢”買いました。そんで読みに読むこと243ページ。未だにレギュラーメンバーは出てこず。
さて、肝心の内容ですが。
イサマという、軍時代のエノキズの部下だった男が、海辺で女、アケミに出会うところから始まります。
このアケミという女。見た目は普通。しかし、八年前に自殺未遂を起こして、自殺以前の記憶をなくしているようです。ですが、今はほとんど思い出しています。そんでもってちょっとした病気持ち。名づけて“多重人格障害モドキ”。
モドキというのにはもちろんワケがありまして。普通の多重人格者は意識がない間のことはもちろん覚えていませんし、状況から推測は出来ても、思い出すことは出来ません。
ですが、アケミは意識のない間の事が思い出せる。これが多重人格者ではありえないことのようです。
これだけなら、まだ単なる記憶障害ともとれますが、アケミが思い出したその記憶は、他人じゃないかと思えるほど、自分からすればありえない、真逆といっても良い行動。だから、多重人格モドキ。後、海の傍に住んでいるのですが、海の音に敏感に反応します。
そしてまた新たなキャラ“フルハタ”。この人はエノキズ・キバとお友達。心理学、主にフロイトを軸に学んでいたみたいです。そのテの世界では結構な有名人で、将来も期待されていたのですが、今は教会でしがない居候してます。
その居候をしている教会に、アケミがやってくる。
立場上、手伝いの一環として、アケミの懺悔を聞いてあげているようです。アケミは今の夫の前に、一度結婚をしていまして、その夫が女作って逃げ出してしまいました。――ですが、その夫はすでに死んでいまして、どうやら一緒に逃げた女に、首パッチンされちゃったようです。なのに……。
死んだはずの夫が、今の家を訪ねてくるんです!!!
だそうです。すでに三回来たみたいです。
さぁ、いよいよ女の頭のおかしさ具合に拍車がかかってまいりました。
と、僕が読んだのはここまで。どうです? レギュラーメンバー一人も出てきませんでしょ?
にしても、ややこしいですねぇ。たった二人の新キャラ説明するのにこれだけかかるとは。
で、女が見る“死んだはずの夫”ですが、今のところの僕の予想では、やっぱり妄想説を推します。
もう一つの、“多重人格モドキ”ですが、現夫がいうには“前世の記憶”。フルハタは解答保留。僕は自殺未遂以前の記憶なんでないかと思っています。
さて、どうなるやら。続きが楽しみです。
それでは~