◇レン◇
司希の使い魔。
饒舌で能動的な性格。妖艶だけど純潔という矛盾を孕んだ白い存在。
この存在は彼女の元となった少女の影で、本体の性格は無口で内向的と真逆。
元々のレンは前契約者の死亡と同時に消えるはずだったが、他ならぬ前契約者との願いにより、司希と契約を交わし生きることになる。しかし、彼女自身から生きる気力は失われており、契約と同時に肉体を影に、つまり今のレンの方へと引き渡し、本体は深い眠りについてしまった。
司希の使い魔でありながらいつも一緒にいるワケではなく、言うことも聞かない。
また、司希自身に彼女が使い魔だという認識は無く、呼び出すことも無い。小さい頃からずっと一緒にいるため、どちらかと言えば『ワガママな姉』『我の強い妹』という認識である。
レンの方も司希を気にかけている素振りは無く、あくまで命を維持するために司希と契約している。……なんて言っているらしいが、司希意外と契約する気はまったくない。それでも司希に好意を持っているというワケではなく、どちからといえば前契約者との約束を重んじているようである。
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