こんにちわ。
ならはしです。
“魍魎の匣”を買いましたよ。――が、今回もぶっちょい。1048ページですよ。わはは、読むのに何日かかるんだ。
今読んでいるのはセキタツが出版社で嫌味な男Bに会って、家に帰ったところです。108ページ。後、十倍残ってます。ぐわはははは!!!
さてさて、事件らしい事件は起こったのですが、今回の主役はキバさん。刑事さんです。四角い顔です。キヌコという若くして引退した名女優のファンらしいです。
前巻では少し影が薄かったですが、今回は見事に残業終わりで帰っている最中に事件に巻き込まれ、当事者になりました。
で、今回の事件の関係者は女の子二人。カナコとヨリコ。二人は友達です。このカナコという女の子が駅のホームから落ちたのですが、これがどうもヨリコが突き落としたっぽい。明言されていませんが。
ヨリコはカナコが好きでした。同性愛ではなく、どちらかといえばカナコを神聖視していました。特に容姿の面で。んで、ある日二人で夜中に出て湖を見に行こうということになりました。
家が、正確には母親がそれほど好きではないヨリコは、カナコの誘いもあって大賛成。二人して夜中に駅のホームに集合します。
そして電車を待つさなか、ヨリコはカナコのうなじにニキビを見つけました。――ここで場面転換。
カナコはホームから転落していました。とさ。
ヨリコの神聖視は少し常軌を逸していましたから。ヨリコにとってカナコは完璧。穢れがあってはならないのです。しかし、見つけてしまった汚点。――そして衝動的にドン! かなぁ?と思ってるんですが。
っていうか、京極さんの書き方は、読者にそう思わせるように書いてらっしゃいます。なので、ハメられてる感がしないでもないです。
裏をかいて自殺とか。あ、カナコは生きてますよ。
と、ここで残業帰りのキバ登場。
ヨリコを連れ添って加奈子が手術している病院に行くと、怪しげな男二人がカナコの保護者を名乗りますが、キバは突っぱねます。なんせ二人とも怪しい。
そして登場するのがカナコの姉ヨウコ。恐らく本物の姉です。んで、問題はこの姉が、若くして引退した名女優キヌコだということ。憧れのキヌコと思わぬ場所で出会うキバ。さて、どうなる!
てな感じです。
ん~、続きが気になる。
それでは~