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 どうもっす。
 ならはしっす。

 “姑獲鳥の夏”読み終わりました!
 感想からいえば、面白かったです。
 キャラもそれぞれ違う個性を持っていて、読んでて飽きなかったです。
 最初はミステリーっていうからトリックやらなんやらややこしいものを想像していたんですが、そういったタイプではなく、京極さんが“自分はミステリー作家じゃない”と言っていたのがなんとなく分かりました。
 後、“記憶”“時間”ウンヌンの概念のお話しは、お恥ずかしながらボンヤリとしか理解できませんでした。
 でも、なんとなく言いたいことは分かりました。
 肝心の事件についてですが、今回はセキタツに始り、セキタツに終わるでした。
 最初は僕も共犯説とか考えていたんですが、結果は……見るも無残。
 当たっていたのは牧明さんが最初に妊娠させたのがキョウコさんではなく、リョウコさんだという事ぐらいでした。キョウコさんは元々気性は荒いですが、モノが記憶できないほど知性が無い人ではないですし、自分を十数年慕ってくれていた人に、妊娠をしてないなんて嘘を吐かなければならない理由も見当たりませんでしたから。
 そこに妊娠できないリョウコさん。「あ~、これは」と思いましたが、まさか産んでいたとは。てっきり中絶したせいで産めなくなったと思っていました。なんにしても、後味の悪い事件でした。
 チュウゼンジ アキヒコが言っていた通り、この事件に原因があるとすれば、それは古くから続く因習だったんだと思います。
 と、思ったんですが、清明さんに縁ある神社の神主さんであるアキヒコさん。
 確かに憑き物を落としたといえば落としたんですが、ご大層な霊と汗いっぱい血を流しながら戦うわけでもなく、まぁ、アキヒコさんから言わせれば、陰陽師=霊との激しい戦い。←こういうことを連想する方が阿呆なんでしょうね。

 で、次は魍魎のハコ。また題名が一発で出てきません。今度はハコです。
 さて、明日は仕事終わりにでも、古本屋に寄ってこれを探したいと思います。

 それでは~

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