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 どもども。
 ならはしです。

 『伝説の勇者の伝説』11巻全部読み終えました。
 下にまたまた感想をば。

 


 やっぱりシオンがおかしくなったのは金色の液体が原因のようですね。後、ルシルが言っていた「僕らの持ち主」うんぬん。前後の文章からするに、シオンが使ったのは勇者の遺物か何かの契約。どうやらそれは、昔現れた勇者関連っぽいです。
 しかも、それでシオンがバカほど強くなってます。発動した魔法をひと薙ぎでキャンセルしたりと、もうヤバメです。

 このほかにもビックリした事が多方で起こっており、どこから言っていいのやら。
 まず、クロウさんとノアさん。この二人は引っ付くと誰しもが思っていたはずです。しかし、本編を読む限りでは、どうやらノアさんはシオンとくっ付かなくてはいけないようです。――いいのか? クロウ。ここにもひと波乱。

 ミルクはどうなるんでしょうか。ただでさえ隊長でありながら、実は五人の仲で一番弱かったという事実に驚きなのに、こんな事態になっちゃって……ねぇ? 大丈夫?
 しかもライナ親父の呪い付き。まぁ、ミルクの為にやったんでしょうが。いや、ライナの為かな?

 フェリスは……今回はあまり目立ちませんでした。――あ、そういえば最後にライナと逃避行かましてましたね。と、いうのも……これは下で書きます。

 そして一番の問題児。シオンの坊や。ノアと結婚しようとするわ、ライナをブッ殺そうとするわ、いや、シオンは世界の為にやってるんでしょうが。ようはセイバーの規模がデカイ版。
 セイバーは国のため、シオンは世界のため。
 それに必要なのが改造人間であり、侵略戦争で敵国の市民皆殺しなんでしょうが……、シオンの場合はただ世界の為だけじゃないように思えます。何かもっとこう、突き動かす何かがあるんじゃないんでしょうか。
 それが全てを一人で背負うとする原因であり、その足を支えているものなんじゃないかと。
 この手のお話の場合。何が正しいとか間違ってるとかが難しいですからね。
 もし一番しっくり言葉を探すとするのなら、「仕方ない」でしょう。

 さて、今回は感動のシーンが多かったのですが、その中でも最も感動したのが、ライナとシオンの戦いの前の禅問答からバトルの終わりまで。ライナのセリフが心にしみました。
 いや~、マジで感動。土曜日になったら友達に11巻を貸すことになっているんですが、もう、メールで今すぐネタバラししたいぐらいです。でも、我慢我慢。読んだ後、「今回の巻ヤバくね?」と感想会になると思います。
 あとがきで、鏡 貴也さんがいうにはこれで第一部完。次巻から第二部ということですが、気になったのが本編の最後の部分です。

 そしてそれが、全ての始り。
 南の英雄王の。
 北の勇者王の。
 そして最後の一人、三人目の王の、

 ……え~と、戦いの後、牢獄に閉じ込められたライナが、シオンを止める為にフェリスと一緒にいったんローランドを出るんですが……え? ライナはどこかで王様になる気ですか? まぁ、今の自分じゃ無理だから、シオンと同じ立場に立って、彼の悩みや思いを理解したうえで止めようって感じなんですが、
 不良だった息子がいきなり「母ちゃん。……オレ、政治家になって日本を良くする!」とか言い出して政治家を目指すぐらいビックリです。
 まぁ、ライナが作る国っていうのも見てみたい気もするんですが、国として成立するんでしょうか。
 王となったライナとシオンの対峙はあるのか!?
 第二部乞うご期待!!

 それでは~

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