なんかまたお話し思いついた。
どうもです。
ならはしです。
しょっぱなの言葉通り、ちょっとお話を思いつきました。
シエルが主役のお話。まぁ、脳内ストーリをオッピロゲます。(文章はたいして考えてません)
彼が死んだ。選んだのだ。彼の最後の腕の中にいるのは、私ではなく、白月の姫。
もう限界だった。杯から溢れた吸血衝動は止めようがなく、どんな奇跡も、彼女の時間を戻すことができなかった。――否、例え戻せたとしても、彼らはきっと望まなかった。
先が無いと知っていたから、得たものがあった。未来を犠牲にしたからこそ、今があった。それが第三者からすれば、不幸にしか見えなかったとしても、彼らは幸せだったのだ。
「志貴とさよならするなら、明るい月の日が良いな」
その意味するところを、誰しもが悟っていた。同時に、その果てに用意された未来も。
いくら弱っているとはいえ、満月の下で真祖の“死”を視るのはほぼ不可能といって良い。だが、ほぼなのだ。出来ない事はない。――命を代価にすれば。
愛する者を殺すために、自身の命を懸ける。そんな馬鹿げた話しがあっていいわけがない!
でも、誰が止められよう。それは全ての否定。笑いあった日々。一緒に泣いて、また笑いあって。喧嘩もした。だけど最後にはまた笑いあって。愛しあって。本人達の幸福を誰が否定できる?
あいつもバカなのだ。いつも昼下がりのお日様のように能天気なのに、いざ死に直面したら月が恋しい? まるで御伽噺だ。
どうして最後の最後にそんなワガママを言うんだ。夜じゃないとダメなのか? 満月じゃないとダメなのか?……して、どうして、
――――どうして私じゃダメなんですか!?
そう言って、彼の胸を叩いてやりたかった。
でも、やっぱりダメだ。能天気で、天真爛漫で、そのくせ悲観的で、彼が愛したのはそんな彼女なのだ。
私じゃ……ない。
きっと彼以上に好きになる人なんて現れない。だから、これで最後。彼の心が永遠に振り向かないのなら、せめて、せめて、これだけは言わせて欲しい。
「遠野君。大好きです」
もう、人を愛さないと決めたシエル。ただ死に場所を求める彼女は、紛争真っ只中のとある国の外れにある村に派遣される。その村にはこんな噂が流れていた。――その村には、真性悪魔が棲んでいる。
と、まぁ、こんな感じ?
長い前フリでしたが、下の二行だけでいいじゃん。と思った方。正解です。
ようはシエルが色々な人との出会いを通して、志貴の死から立ち直っていくお話し。恋愛要素も盛り込んでみようかな~、とか。誰と? 独自キャラと。だって相手がいないんだもん。志貴はアルクェイドだし。なら、作るしか……。ソイツとどこまで進むかはわかりませんが、こう引っ付くまでに、シエルとソイツをメタメタに苛め抜いて(特に名前無き独自キャラの方)、絶望の奈落へ突き落として、這い上がってきたところで、ゴールイン!ってダメですか?
ぼちぼちと日記で紹介していた月姫Fateアナザーに繋がるお話しで、遠野家の面々が司希によって立ち直った(正確には子育てで悩んでいる暇も無くなった)のなら、シエルはどうやったら救われるの? みたいな。
こんな風に説明してみたものの、月姫Fateアナザーほど、お話の内容が決まっているわけでもなく、思いつき次第、手慰み程度に書いていこうかな~、とか思ってます。だから超不定期。
本当にどうなるんだ?
それでは~